市場

日本国勢図会でよく数字遊びをしている。多くの市場を見ることが出来る。
数字の構成要素を感じることがこの本の楽しみ方の一つだろう。
また、市場のデータは、前提があり、そのデータの構成要素を理解していないと誤解するだろう。
例えば、パチンコホール産業の市場規模は30兆円とあるが、これは貸し玉金額でカウントされている。通常、貸し玉金額の80〜85パーセントが一般客へと返還され、残りが通常企業のトップラインのようにホールの売上となる。つまり、4.5兆円から6兆円規模の市場である。


まぁ日本国勢図会の市場データより、もっと細かい市場数字の方が面白い。
最近ではキャドバリーシュウエップス社の登場により、キャンディー市場やチョコレート市場の数字などが出てきたが、それらの数字を自分なりに他のデータと組み合わせ加工するのも面白い。
ちなみにキャドバリー一族のエイドリアン・キャドバリーコーポレートガバナンスに関するオピニオンリーダーとしても有名である。偶然彼の著書が家にあった。


5年以下スケールの投資として、収益モメンタムの強い企業を探す際にも市場へのコミュニケーションと理解は使える。


10年以上スケールの投資でもだが。